子供に合ったサッカークラブを探す
子供に合ったサッカークラブを探す
どの年代のお子さんですか?
メルボルンにもたくさんのサッカークラブがあり、どのクラブに入れたら良いのか迷います。
一般的なサッカークラブに参加できる年齢は、U7(7歳以下)のカテゴリーくらいから。
それ以降は、U8/U9と段階的に続き、そしてシニアチーム(大人)というカテゴリーまで続きます。
途中、大きな違いが起こるのは、U14の年齢でJBNPL(プロ予備軍)とコミュニティ(一般)の部に分かれていきます。
未就学・小学校入学程度からスタートできる
5歳・6歳といった年齢でも、一般のサッカークラブの、U7(7歳以下)というカテゴリーに入れます。
ただオーストラリアの子供は体格が大きいので、年齢より上のカテゴリーに入ると、体格で負けてしまうところはあります。
ちょっと体格的に心配だな、まだ早いかなという時は、日本人が運営されている、サッカーが練習できる場所もありますので、そういった場所で練習をするだけというのも一つの手です。
日本人が運営するレッスンもある
メルボルンには、日本人が運営する・日本人選手が教えるところがいくつかあります。
現在セミプロとしてサッカーをしている選手がコーチになっていることが多く、値段的にはお得な印象があり、いつでも参加できるというのもポイント。
対象となっている年齢は、小さな子供からU12くらいまでで、一般のクラブにあるような定期的な対外試合はありません。
それより上になると、子供も中学生になりますので、他のサッカークラブに入ったり、該当のクラブに同学年の子がいなくなって来なくなるようです。
小さなお子さんが多い時もありますので、自分の子供の年齢と合うのか、一度無料の体験レッスンなどに参加してみることをお勧めします。
大井健太郎サッカーアカデミー
Jリーグで活躍された大井健太郎氏によるサッカーアカデミー。
詳しくはご本人のInstagramもしくはXからお尋ねください。
- 場所: Chadstone近辺
- Website: https://www.instagram.com/kentaroohi3/
メルサカアカデミー
- 場所: Caulfield / Clayton / Box Hill近辺
- Website: https://www.melsakaacademy.com/
SYJサッカーアカデミー
- 場所: Glen Huntly / Footscray近辺
- Website: https://www.facebook.com/p/SYJ-soccer-academy-100054430782434/
どういった形のクラブが良いのか考える
おおまかな分け方をすると、普通のサッカークラブ、キリスト教会主催のクラブ、もしくは練習のみという選択肢があります。
一般的なサッカークラブ
- 各エリアに色々なチームがある
- 週に2~3回の練習日
- シーズン中は週末に他のサッカークラブとの試合
- 期間は1~2月頃に始まり、シーズン終わりの9月まで
- 会費は高い(クラブによってかなり幅があり、1シーズンで1000ドル前後~1500ドル)
キリスト教の教会主催のクラブ
- クラブの場所が限られる
- 練習は週に1回程度
- シーズン中は他の教会主催のクラブとの対戦のみ(一般のサッカークラブとは対戦しません)
- シーズン開始前の3月頃から始まり、シーズン終わりの9月まで
- 会費が安い(1シーズン300ドル前後)
楽しむ・費用を抑えてなら教会のクラブはお勧め
メルボルンのキリスト教の教会主催の大きなリーグ
教会クラブは費用がとても安いという点で参加しやすい反面、練習・試合の強度やレベルは落ちます。
ただ見ている親のマナーも良く、安く楽しくプレーできたら良いという場合は、教会主催のクラブはお勧めです。
一般のクラブがFootball Victoria/Miniroosのルールのもと、U12でピッチの半分で9人制(年齢が低いとそれより小さい)で試合をするのに比べて、教会のリーグはU12でフルピッチ・11人で試合をするなど、ルールが若干違うところもあります。
練習をメインに・追加で練習をさせたい場合
試合はしなくても良いので練習だけさせたい・追加の練習をさせたい場合は、アカデミーなど練習をするだけのクラブもあります。
Melbourne Victory, Melbourne Cityなどのプロチームも、定期的な練習を提供しています。
参加するところによっては、週末に試合ができるところもありますが、練習のみのところもあります。
また下記のようなアカデミーでも、練習を受けることができます。
NPLかCommunityか(U14以上の場合)
U14(13歳になる年代)からはっきりと区分けされるようになり、Community(一般)とJBNPL / NPL(プロ予備軍)のように分かれます。
上のレベルでプレーできるところを探すなら、JBNPL / NPLのチームに入れてもらえるように、色々なクラブでのトライアウトを受けることになります。
その場合は、U13のシーズンまでにトップチームに入っておくか(U11くらいからトップチームがほぼ固定されているところも多いです)、シーズン終了前までに、候補になるクラブのホームページなどで、トライアウト(入団テスト)の申し込みをしておきます。
シーズン終了後のトライアウトで、希望の条件に合うところがみつかるまで、トライアウトを受けるという形になります。
JBNPL / NPLのチームに入れなかった場合や、コミュニティレベルで続ける場合も、今いるクラブもしくは他のクラブのトライアウトを受けます。
希望するクラブの特色を調べる
クラブによっては、本当に「のんびり・楽しい」という雰囲気のところもあれば、厳しく教えているところもあります。
自分の子供をどんな環境でプレーさせたいか、というのは前もって調べておいた方が良いでしょう。
調べる方法は、すでにクラブに通っている子供の親に聞くことが一番。
複数のクラブを移籍した子どももいますので、クラブの特色や移籍した理由など、話を聞いておくと参考になります。
あとは、かなり前から調べる必要がありますが、希望するクラブの普段の練習や試合日を見に行くこと。
そうすると、どのくらいの強度で練習をしているのか、試合はどんな感じなのかがだいたいわかります。
親コーチか専属コーチか
コーチや練習の仕方は、クラブやチームによってまったく変わります。
大きな違いとしては、親がコーチをしているクラブと、クラブの基準を満たした人を専属コーチとして採用している場合があります。
子供の親がコーチをしている場合は、確かに多くは経験者ですが、力量や教え方はまちまちです。
どちらが良いかといえば、もちろん後者の専属のほうが良いのは確かですが、会費は高くなる傾向です。
熱心なクラブは、練習も多ければ週に3回、試合も通常は1日だけですが、週末の両日に試合を組んでいるところもあります。
練習の質とよくある問題
練習方法にも大きな違いがあり、「楽しく」を目的に練習自体もゆるいところだと、練習をする時間よりも、自分の番を待つ時間のほうが長いといったところもあります。
ただ練習がゆるいことが悪いわけではなく、例えば、子供も親もそれほど真剣ではないということで、とてもアットホームな雰囲気で、勝っても負けても、親も雰囲気を楽しめるというところがあります。
それに比べて強度の強いクラブだと、中にはわざと強く当たる・反則を勧めるようなチームもあり、試合中に聞くに堪えないひどい言葉を、コーチや親が言うようなところもあります。
これはただ単にそのチームだけであることもありますし、そのクラブ全体にそういう傾向があることもあります。
またトップチーム(一番上手いチーム)だけ、待遇がまったく違うクラブもあります。
例えば、コーチの質・練習自体の質が違う、通常のシーズン以外の大会にもトップチームだけが登録される等、練習面や試合面での待遇がまったく違う。
下位チームのお金が、トップチームのためにだけ使われているような体制のところもあります。
どのクラブに入れる?
行かせたいクラブ・強いクラブ・有名なクラブ等、クラブを選ぶ目的はいろいろですが、中には片道1時間くらいかけて通わせている熱心な方もいます。
ただ通常は近くの、行きやすいところというのが定番かと思います。
Googleなどで「Soccer Club Near Me」などの言葉で検索してみてください。
結構な数が出てくるはずです。
決めたら早めの行動を
希望するクラブを見つけたら、早めにホームページから連絡をしておきましょう。
通常はホームページに、来シーズンの参加希望者の登録フォームがあります。
登録をしておくと、トライアウトの日程などの連絡が入ります。
クラブそれぞれに特色があり、金額や日数の違いもあるので、いくつかのクラブに登録しておきましょう。